うつ病の治療法

うつ病の治療

うつ病はかかりたくて、かかる人はいません。

しかし、うつ病のチェックでうつの可能性があったり、
うつ病と診断されてしまったりした場合、私たちはなんらかの対策を

講じる必要があります。

ここでは、うつ病の治療法について調査した結果をお伝えしていきます。

まず、うつ病は症状の重症度の判断によって、次の３つの治療設定が選択されます。
それは、次の３点です。

１．自殺の危険性が高い重症例である場合、入院治療が必要となる。

２．自殺の危険性はないが、日常生活に著しい障害が生じている場合には、
　　仕事を休んだり、主婦であれば家事を誰かに手伝ってもらうなど、

　　休養する治療を行う。

３．日常生活における障害が軽い軽症例では、これまで通りの生活を
　　続けながら、治療を行う。

つまり、うつ病が重い順に、「入院治療」⇒「休養治療」⇒「日常治療」となります。

次に治療法についてお伝えします。

１．薬物療法
うつ病に対しては、抗うつ薬の有効とされています。

ただし抗うつ薬の効果は必ずしも即効的ではなく、効果が明確に現れるには
一定期間（１週間～3週間）続けて服用することが必要です

抗うつ薬の種類としては、三環系抗うつ薬、四環系抗うつ薬、薬剤SSRI、
薬剤SNRI、NaSSA、抗不安薬、睡眠導入剤、カルバマゼピン、

ベンゾジアゼピン系などがあります。

２．認知行動療法
感情や気分を外界の認識の仕方でコントロールしようという治療法で、

物事を解釈したり理解する仕方を修正する認知療法と、学習理論に
基づいて行動を修正する行動療法を統合した療法です。

他の心理療法よりも比較的短期間で治療効果が認められています。

３．電気けいれん療法 (ECT)
電気ショック療法ともいわれています。

頭皮の上から電流を通電し、人工的にけいれんを起こす事で治療を行う方法。
薬物療法が効かない場合や自殺の危険性の強い重症うつ病の患者に行う

ケースが多いようです。

４．断眠療法
徹夜することでうつ病を治療する方法です。

うつ病患者は夜間眠らないことでうつ症状が急速に改善する場合があり、
薬物治療への効果が少なく、うつ状態が長く続いているような場合に

施行される治療法です。

５．光療法
高照度光療法とも呼ばれ、太陽光やそれと同等の光をあたえることにより

体内時計を調節して生体リズムを整える治療法です。

６．運動療法
運動療法は、有酸素運動であれば、自分が好きで継続してできる

運動で良いようです。
例えばウォーキング、ジョギング、サイクリング、スイミング、ヨガ、

合気道、ストレッチ、体操、エアロビクス、エクササイズなど
有酸素運動であれば何でも良いようです。

ここでは、うつ病の治療法についてお伝えしてきましたが、
病院でのうつ病の治療に抵抗があったり、治療法が合わないために

改善されない方もいらっしゃると思います。

そのような方は、
「うつを改善する方法」を参照してください。

少し前に体験し、うつ病を改善できた方の声が多数掲載されておりますので、
一度ご覧になることをお勧めします。